タワーマンションのデメリット2013年06月08日(土)

タワーマンションのデメリットとは


超高層マンションとも呼ばれるタワーマンションは眺望の良さや立地の良さで人気です。
しかし実際住むとなったら、どんなデメリットがあるのかも知っておきたいところでしょう。

高所恐怖症の方にとってはタワーマンションの存在そのものがデメリットとなるかもしれませんが、
ここでは住んでみて感じるデメリットをご紹介していきます。
 

エレベーターがなかなか来ない?


まず、タワーマンションに住んでいる方が一番不便だと感じているのが、エレベーターの待ち時間ということです。
勿論どのタワーマンションでも、高速エレベーターを必要な台数設置しているはずです。

しかしストレスとなるのは、通勤時間帯です。
通勤時間帯はエレベーターを待つ時間が長くなります。
場合によっては5分以上待つこともあるようです。

やっと来たエレベーターに乗れたとしても、今度は1階まで降りるエレベーターが各駅停車状態となり、
結局自宅を出てから1階までに10分以上かかることも珍しいことではありません。

十分余裕を持って自宅を出る必要があります。タワーマンションの多くは
「駅まで5分以内」「駅直結」など立地条件が良いことがセールスポイントですが、
通勤時のエレベーター渋滞によりこの立地条件の良さがあまり実感できない方も多いとか。
せっかくの立地条件なのに、外出が面倒くさくなってしまう方も多いようです。


      朝の通勤タイムは混むことも


洗濯物が干せないことも
 

タワーマンションの高層階は非常に風が強くなります。
このため外壁部分に布団を干すことは禁止されています。落下した場合に危険だからです。
風が強いため、洗濯物を干すことも難しいと感じている主婦も多いようです。

このような事情でタワーマンションに住んでいる方の中には乾燥機能付きの洗濯機を愛用されている方も多いとか。
余計な出費がかかることもタワーマンションならではのデメリットかもしれません。

風が強いということは、窓の気密性も高くなっています。
気密性が高いということは、換気が難しいことにもつながります。
このためカビが生えやすい環境になりやすいデメリットもあります。

加えてタワーマンションは眺望を優先させているため、窓の数が多く、サイズも大きいことが特徴です。
このため入居者の中には家具をどこにおいたらよいか悩む方もいらっしゃるはずです。
最近は四方に窓があるタワーマンションもありますから、家具の配置は考えどころかもしれません。
またサイズの大きい窓の掃除が自分で行えないため、業者に依頼する必要も出てくるかもしれません。
 


タワーマンションは揺れやすい構造になっている
 

タワーマンションの上層階は揺れやすい特徴があります。
耐震構造のタワーマンションだと上層階では震度3程度の地震でも大きな揺れを感じます。
建築基準法の規定により、震度5以上の強い地震がきても倒壊しないような構造になっていますが、
建物自体は大きく揺れるため、室内の家財等の損傷が大きいというデメリットがあります。

新宿にある超高層オフィスビルの最上階は東日本大震災の時に、
最大1メートル近くの横揺れがあったという話もあります。

一方、免震構造を採用しているタワーマンションは地表からの地震エネルギーを
吸収するため、横にゆっくりと長く揺れます。
耐震構造のタワーマンションに比べて、地震の揺れを1/3~1/5程度に軽減させますので、
上層階でも室内の家財等の損傷もほとんどなかったそうです。
但し、横にゆっくりと揺れるため、酔いやすい方にとっては、デメリットとなるかもしれません。

加えて災害時にエレベーターが停止した場合どうするか、不安を感じている入居者も多いそうです。
タワーマンションに入居される場合には、ここらへんも考慮に入れる必要があるかもしれませんね。